Kissからはじめよう SO & AN
第22章 君のために僕がいる5 雅紀
「ごちそうさま・・・あぁ、食いすぎちゃった・・・」
後ろに手をつき天井を見上げる和くんの言葉にハッと我に返る
「すげーうまかったよ」
「ホント?・・・よかった」
「いいなぁ、一人暮らし・・・」
「俺は撮影の時間も不規則だし、パン屋も朝早いからね・・・でも、実家の方が楽だろ?」
「確かに楽だけど、なんかいつまでも独り立ち出来ないみたいでカッコ悪くないかな」
「別にそんなことないよ」
「そっか・・・この部屋居心地いいんだけどな・・・」
「ここが気に入ったんならいつでも来ればいいから、・・・あ、もしよかったら今度泊まりに来る?そしたら夜通しゲーム出来るじゃん」
「マジ?ホントにいいの?俺 本気にするけど」
「いいよ」