Kissからはじめよう SO & AN
第23章 君のために僕がいる6 和也
ちょっと語気を強めてしまったが先輩は動じない
「俺はさ、結果としてはまぁ、なんつーの?うまくいった、っていうか、気持ちが通じて今こうしてるわけだけど・・・それでも、うまくいくと思ったから告白したわけじゃないよ?
ダメでもなんでも 言わないことには前に進めないと思ったからだし、お前もこのままじゃ辛くないか?
それに真面目に告白されて、お前にそのこと後悔させるような態度取る相葉くんじゃないだろ?」
「それは・・・そうかも知れないけど・・・」
「お前は横柄な態度取ってるように見えて 意外と人のこと考えてるからな。自分のことじゃなくて相葉くんのこと考えて言わない選択してるみたいだけど、そこまで考えすぎなくてもいいんじゃないか?」
「・・・・・・」
「と、思うんだけどね。余計なおせっかいだったらごめん」
「・・・・・・いえ・・・」