テキストサイズ

Kissからはじめよう SO & AN

第3章 コイゴコロ3 翔



意外なほど力強く言ってくれるのは ニノには好きな子がいるってこと?
それとも 先輩の好きな子に横恋慕したりしませんよ、
っていうことなのかな

でもでも、実際あの子をみたらあまりの可愛さ、可憐さにびっくりするぞ

・・・なんて。

会えないでいるうちに 俺の中のあの子への想いは すっかり膨らんでしまっているみたいだ




美容院のお客っていうのはいかにもありそうな気がして、浮き足立った俺は次の土曜日 二宮と一緒にTEMPESTまで行くことにしてしまった
二宮が予約した時間の少し前に待ち合わせ、2階の美容院のドアの前まで来た俺は


「いた!」
「え?」

「いた!こ、これ・・・この子・・・」


なんと、ドアの横、ガラス張りになっている壁にかかっているパネルの中で
この前のクレープの彼女が笑顔を見せている。

あの時と少し髪型が違うような気がするけど、
この清純そのものの笑顔

間違いない、あの時の天使だ!!!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ