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Kissからはじめよう SO & AN

第42章 このままもっと1 翔



ここに残ってるからと言って、俺がショックを受けてないわけではない
同じくらい、イヤもしかしたらそれ以上かも知れないショックを受けてるんだけど、俺の場合は全身が凍り付いて動けないだけだ


智くんの言葉も何だか虚ろに響く

「しょーくん、聞こえてる?ホントに違うからね、俺、相葉ちゃんとキスしよう、とかしてないし、そんなこと考えてもいないからね」

その綺麗な指が白くなる程、ぎゅうっと掴まれた腕
俺の目をまっすぐ覗き込んでくる真剣な眼差し


その痛いほどの視線に射抜かれて、


あぁ、智くんだ・・・
俺の智くんだ・・・、ってやっと思えた


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