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8-4

「と言うわけで、俺の方は無事に片が付いたから」
「へぇ・・・良かったね」

その日の夜
まーくんちで家呑みしつつ　報告すると


「良かったね、じゃないよ。お前はどーすんの？」
「俺？・・・もしかして桐谷さんのこと？」

「そーだよ。まさか放っておくつもりじゃないよな？」
「俺の方も大丈夫、実は今日、フリーのタウン誌の取材があってさ」

「タウン誌？それも仕事？」
「あ、違う違う。それはねー、俺が取材される方なの」

「へー・・・」
「来月号で大野さんとこの商店街の特集が組まれることになっててね、
店の取材はもう済んでるんだけど、その日俺がいなかったから
“新鋭カメラマンのイケメンバイト”って、俺の事も紹介してくれるって
今日わざわざ別に時間作って取材してくれたの」

「良かったじゃん。・・・で？」