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9-2

言葉の出ない俺に向かって　二宮は小さな声で話し続ける

「俺はね・・・ダメなの。片想いの相手には好きな人がいるから・・・
ぐずぐず言い損ねてるうちに　気がついたらもうソイツ、その人の話ばっかしてて、俺なんか眼中にないんだ。
・・・こんなことならもっと早く告っときゃよかった・・・」
「・・・今から、じゃ遅いのか？」

「・・・俺がそんなこと言ったら　ソイツきっと気を使って好きな人と距離を置こうとする・・・すごく優しい、いいヤツだから・・・。
俺ね、アイツにはいつも笑ってて欲しいから、今のままでいいんだ。
潤くんいい奴だしかっこいいし、俺なんか逆立ちしたって敵うわけないしね」




・・・潤くん、ってこの前の美容師・・・？

確かにめちゃめちゃイケメンで　芸能人みたいなオーラがあったなぁ