きみがすき
第2章 *イチ*
*大野*
今日の取引先の会社には、俺の大学時代の同級生が勤めてる。今でも遊んだり飲みに行ってる大切な人。最近はお互いに忙しくて会えてないけど。
でもまさか打ち合わせに出てくるとは思ってなかったから、迎えてくれた時には一瞬ドキッとしちゃった。笑
ま、そこはお互いに仕事。とくに知り合い感は出さずに、打ち合わせを進める。
うん、でも友達の前で話すのは何だか気恥ずかしいよね。安心感もあるけど。
打ち合わせは滞りなく進んだ。
はぁ緊張した。何回やっても他社との打ち合わせは慣れない。
そうこうしているうちに、相手方の上司が部屋を出ていくと不意にお互いに目があって、ふっと笑いが出た。
飲みに行かない?と言う誘いに、二つ返事でOKをする。
「えっ」と言う声に、あ、ニノの前だったと思い出す。
「戸惑ってるよ。彼。」と、くくっと笑うこの人。わざとか。
ごめんね。俺の大切な友達なの。って改めてニノに紹介する。
一瞬ニノは目を大きくしたけど、「だからか」と納得したようで、俺の友達の方を見た。
今日の取引先の会社には、俺の大学時代の同級生が勤めてる。今でも遊んだり飲みに行ってる大切な人。最近はお互いに忙しくて会えてないけど。
でもまさか打ち合わせに出てくるとは思ってなかったから、迎えてくれた時には一瞬ドキッとしちゃった。笑
ま、そこはお互いに仕事。とくに知り合い感は出さずに、打ち合わせを進める。
うん、でも友達の前で話すのは何だか気恥ずかしいよね。安心感もあるけど。
打ち合わせは滞りなく進んだ。
はぁ緊張した。何回やっても他社との打ち合わせは慣れない。
そうこうしているうちに、相手方の上司が部屋を出ていくと不意にお互いに目があって、ふっと笑いが出た。
飲みに行かない?と言う誘いに、二つ返事でOKをする。
「えっ」と言う声に、あ、ニノの前だったと思い出す。
「戸惑ってるよ。彼。」と、くくっと笑うこの人。わざとか。
ごめんね。俺の大切な友達なの。って改めてニノに紹介する。
一瞬ニノは目を大きくしたけど、「だからか」と納得したようで、俺の友達の方を見た。