きみがすき
第27章 *よん*
*櫻井*
ニ「狡い。」
相「なんで?狡くないじゃん。」
…
ニ「前にもあった。こんなこと。」
相「前?
初めて会った時、俺失礼な態度とっちゃった事謝りたかったんだよ。だからご飯誘って…」
……
ニ「にしても。馴れ馴れしくない?」
相「馴れ馴れしいって…
もぉ…照れてないで、呼べばいいじゃん。
ねぇ?翔ちゃん?」
と相葉くんが後ろから俺の顔を覗きこむ。
「………」
相「? 翔ちゃん?
どうしたの?イケメンが台無しになってるよ?」
「あ、…え?なんだっけ?」
相「もぉ聞いてなかったの?
だからぁ、ニノが翔ちゃんともっと仲良くなりたいんだって。
俺にやきもち妬いてる。」
ニ「っちょっと!何言って!
俺の方が櫻井さんとは長いんだからな!」
と言う二宮くんは顔をあかくして、何故だか俺を盾にしている相葉くんめがけて吠えた。
…なんだコイツら。
ちょっと可愛いじゃねーか。
*
こんなやり取りが始まったのは、つい数分前。
俺はね。
二宮くんの電話は終わったし。
なにより相葉くん来たし、智くんの後の事は任せて帰ろうとしたんだよ。
「じゃ、俺、そろそろ帰るわ。」
二「え?あ、帰る…あ、そっか。
智さん起きて、櫻井さん帰るって。」
二宮くんが智くんの肩を揺する。
「あぁいいよ。きっと俺が来たの覚えてないだろうし。
んじゃお先。お疲れーッス。」
そして足早にそこを去ろうとした。
だってもうこんな時間だし?仕事で疲れてるし?
それに…
相「大ちゃん。翔ちゃんに会いたがってたよ。」
そんな俺の腕を掴んで引き留めたのは相葉くん。
…
……いや、だからなんだよ
「この前会ったし…」
二「おい。なんで相葉さんさ、翔ちゃんって呼んでんの?」
相「…なんでって仲良くなったから。」
「だから、俺…」
二「デジャブか?」
相「ニノ何言ってるの?」
「帰るよ…」
全然聞いちゃいねー
ねぇ帰らして…
*
で、現在進行形で帰れてない俺。
てか、妬くって
今だに俺を挟んでキャンキャン言い合う2人。
いや二宮くんが主にか。
酔いは、だいぶ覚めてきてるとは思ってたけどな。
本当は…こんな子供っぽいんだな二宮くんて。クールなちょっと大人びたイメージだったけど。
なんか…智くんの気持ちがわかるかも。
ニ「狡い。」
相「なんで?狡くないじゃん。」
…
ニ「前にもあった。こんなこと。」
相「前?
初めて会った時、俺失礼な態度とっちゃった事謝りたかったんだよ。だからご飯誘って…」
……
ニ「にしても。馴れ馴れしくない?」
相「馴れ馴れしいって…
もぉ…照れてないで、呼べばいいじゃん。
ねぇ?翔ちゃん?」
と相葉くんが後ろから俺の顔を覗きこむ。
「………」
相「? 翔ちゃん?
どうしたの?イケメンが台無しになってるよ?」
「あ、…え?なんだっけ?」
相「もぉ聞いてなかったの?
だからぁ、ニノが翔ちゃんともっと仲良くなりたいんだって。
俺にやきもち妬いてる。」
ニ「っちょっと!何言って!
俺の方が櫻井さんとは長いんだからな!」
と言う二宮くんは顔をあかくして、何故だか俺を盾にしている相葉くんめがけて吠えた。
…なんだコイツら。
ちょっと可愛いじゃねーか。
*
こんなやり取りが始まったのは、つい数分前。
俺はね。
二宮くんの電話は終わったし。
なにより相葉くん来たし、智くんの後の事は任せて帰ろうとしたんだよ。
「じゃ、俺、そろそろ帰るわ。」
二「え?あ、帰る…あ、そっか。
智さん起きて、櫻井さん帰るって。」
二宮くんが智くんの肩を揺する。
「あぁいいよ。きっと俺が来たの覚えてないだろうし。
んじゃお先。お疲れーッス。」
そして足早にそこを去ろうとした。
だってもうこんな時間だし?仕事で疲れてるし?
それに…
相「大ちゃん。翔ちゃんに会いたがってたよ。」
そんな俺の腕を掴んで引き留めたのは相葉くん。
…
……いや、だからなんだよ
「この前会ったし…」
二「おい。なんで相葉さんさ、翔ちゃんって呼んでんの?」
相「…なんでって仲良くなったから。」
「だから、俺…」
二「デジャブか?」
相「ニノ何言ってるの?」
「帰るよ…」
全然聞いちゃいねー
ねぇ帰らして…
*
で、現在進行形で帰れてない俺。
てか、妬くって
今だに俺を挟んでキャンキャン言い合う2人。
いや二宮くんが主にか。
酔いは、だいぶ覚めてきてるとは思ってたけどな。
本当は…こんな子供っぽいんだな二宮くんて。クールなちょっと大人びたイメージだったけど。
なんか…智くんの気持ちがわかるかも。