崩れ落ちたプライドの先に…
第6章 痴漢男~再開~
―—―しかし…
『うぐっ…きっつ』
走った努力は、報われず…電車にぎゅうぎゅう詰めの私。
はぁ…最悪だよ。
そう思っていると…
―—―サワっ…
お尻に手が…そして
「久しぶり」
聞き覚えのある声…あの時の痴漢男!!
その声を聴いただけで体が熱くなってしまった。
そしてお尻にあった手は、私の太ももに…
『あっ…ぁん…たは…』
「また会えて嬉しいよ♪……あれからどう?」
痴漢男は、優しく太ももをなでながらそう言う…その手がくすぐったいようで…気持ちいい。
『どうって…っ…ん…なに…が』