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崩れ落ちたプライドの先に…

第6章 痴漢男~再開~

嶋田さんは、部屋に入るなり冷蔵庫からウーロン茶を2本取り出しソファーに腰掛けていた。


「突っ立てないでこっち来て座れば?」


そう言われ私は、嶋田さんの隣にちょこんと座り…

渡されたウーロン茶を飲む。


すると隣に居た彼が、ネクタイを緩めYシャツのボタンを2つほどはずした。


…そういや、こいつも社会人なんだよね…スーツだし。


私は、そんな彼の姿をじっと見ていた。


「……なんでしょう、マドカちゃん」


まっ…マドカちゃんっって


『べ!別にっ!!』


ちゃん付で呼ばれる事なんてなかったから…


ちょっと照れた。


それが正直な感想。


やっぱりこいつと居ると…ペースがどうも崩れる。


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