崩れ落ちたプライドの先に…
第2章 痴漢!?
『ふぅ…ここでしばらく雨宿り…かな』
ここの公園は、利用者が多いためかトイレは、広くてキレイだった。
…しばらくここに居て、弱まったら帰ろうかな…
そんな事考えていたら…
「うわっ、びっくり!!」
突然ずぶ濡れの男の人が、トイレに駆け込んできた。
この人も雨宿りかな
『驚かせちゃってごめんなさいっ……雨宿りですか?』
「うん、そう。電車降りたらこの雨!…困っちゃうよ」
男の人は、そう言いながら濡れた頭を犬のようにぶるぶるしていた。
あっ!この人…
さっき電車でドアの近くに居た、かっこいい人…
同じ駅で降りたんだ。