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崩れ落ちたプライドの先に…

第5章 保健室



私は、指を止め急いで寝たふりをした。


———シャ…


眼を閉じているけど分かる。


昴先生がカーテンを開けてすぐそこにいる。


「どうかした?」


寝ているふりをしているのにも関わらず先生は、そう言ってきた。


『………』


それでも私は、何も答えず眼を閉じていた。



…はっ…早く行ってくれないかなぁ



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