微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
『---はあ---上手かった♪』
『ほんと♪
美味しかった♪
桐矢-?
今日泊まってく?』
『---あ?---今日は帰るよ。
明日、
早朝撮影なんだ。』
『---そう---仕方ないね---』
『---優奈---
そんな顔すんなよ。帰れなくなる……』
『---あ---
桐矢---
大丈夫よ?
ごめんなさい
仕事頑張ってね?』
『---優奈---
またすぐ来るからおやすみ♪』
『---ええ---おやすみなさい。
桐矢』
---俺は---
優奈に、
おやすみのキスをして---
優奈のマンションを後にした。