微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
『---よお---桐矢!お疲れさん!
終わった?』
『---ああ---終わったけど♪』
『よし♪
じゃあ行こっか♪』
すると早瀬は、
俺のマネージャーに挨拶して、
『すみません!
今日桐矢お借りしていいですか?』
と聞いた。
『おや?
早瀬さん!
お疲れ様!てか、
珍しいね?
桐矢とデート?』
『---まあ---そんなとこです♪』
『ああ!いいよ♪
なんならずっと、
借りてくれても♪』
『---桐矢---どーする~?』
『---は?---
どうするも何もねえよ!
大体借りるとか、
借りねえとか、
俺は物じゃねえ!』
『---桐矢---冗談だから!
ホラ、飯食いに
行くぞ!』
俺は仕方なく、
早瀬さんの後に、
着いて行った。