微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
『---桐矢---
俺の行き着けって思ったけど、
あんまデカいとこヤバいよな?
お前超人気アイドルだしなあ~♪』
『大丈夫だよ♪
席座るまで、
グラサンしてくから平気ー♪』
『---マジ---大丈夫かなあ?』
『平気だって♪
いざとなったら、
走って逃げるから!こんなリッチな、
食事逃したくねーもん♪』
『---OK♪---』
『早く連れてってよ♪』
『なあ~桐矢?』
『---あ?---』
『---お前---
いつもそうしてな♪素直な桐矢のが、
絶対いーぜ♪』
---俺は---
早瀬さんの言葉が胸に染みた---