微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
暫くすると車は、
高級ホテルの前に着いた。
『ここだよ!
桐矢♪』
『ここホテル?』
『---ああ---
レストランよりは人目に着きにくいだろ?』
『---へえ---さすが!
大人の配慮だな!
サンキュー♪』
『---桐矢---
素直にお礼言えるんじゃん♪』
『---るせ---
これでも常識ぐらい持ってるよ!
あんたと違って!』
『---ハハ---ワリー、ワリー♪』
『それより早くご馳走してよ♪
腹減ったあ♪』
『---了解♪---』
そして俺は、
早川さんに連れられホテルの、
レストランに入った。