微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
---キンコン---
『---桐矢---お疲れ様♪』
---俺は---
優奈を見るなり、
優奈を抱きしめて激しいキスをした。
『---ンッ---桐矢---』
『---優奈---好きだよ---』
『---桐矢---あたしも大好き!』
---今夜は---
来るはずじゃ無かったけど、
アイツにキスされてまた、
俺は---
苛だっていた---
『---桐矢---嬉しい---
でも今夜もなの?』
『---わり---
優しく抱くよ---』
『---桐矢---
ううん、いいの……
桐矢ならあたしを好きに抱いて、
いいの---』
『---優奈---有り難とう---』
---結局---
俺は今夜も優奈を激しく抱いた---
---だけど---
優奈を激しく抱いて居ても、
アイツの顔が俺の頭から、
消える事は無かった---
それどころか俺の中で、
アイツの存在が、
俺の心のほとんど占めてる事に、
気が着いた---
---クソッ---
なんでこんなに!
---俺が---
好きなのは優奈なのに……
---優奈---
ごめんな---
---俺---
サイテーだ---
---俺は---
心で優奈に詫びて居た……