微熱Boy
第2章 *確信*
次の日俺はまた、
ロケ先に向かった。今日は室内スタジオで。
てか、海飽きたって哀願して、
次のロケ先が、
スタジオって無くね?。。呆れ!
すると俺の背後から俺を呼ぶ、
聞き覚えのある声がした。
『---よッ---また会ったな!』
『---あ---
なんで…?』
『---俺も---隣で撮影なんだ♪』
---ああ---
そっか……コイツの職業、
カメラマンだから会っても、
不思議じゃねえか……
『---あ---
早瀬さん!
昨日はほんとにご馳走様♪
全部食べられなくてごめん!』
『---ああ---気にすんなよ♪
またいつでも奢ってやるから♪』
『---え?---マジで♪』
『---ああ---
でも惜しかったな!どっちかってったら、
俺、桐矢の方、
撮りたかったな♪』
『---は---
冗談だろ!?
あんな美人と一緒のくせして!』
『---ハハ---まあな!
あっ、桐矢♪
呼ばれてるぞ!
またな♪頑張れよ!』
『---あ---
いけね!
サンキュー!』
俺は慌てて、
スタジオに戻った。