微熱Boy
第2章 *確信*
時間を30分程、
押して、
今日の撮影がやっと終わった。
『---桐矢---珍しいじゃん?
調子でも悪い?』
『---いや---
すみませんでした。次頑張ります!』
『---ああ---まあお疲れ!
桐矢♪』
---ハア---
やべーな
全然集中出来なかった……
---たく---
なんなんだよ?
俺マジで、
どうしちまったんだろう---
---でも---
俺はこの気持ちがなんなのか、
気が着いたのは、
そんなに先の話しじゃなかった---
---俺は---
この早瀬さんへの気持ちが、
なんなのかすぐ気ずく事に、
なってしまう---
---そう---
それは俺にとって、
想定外の出来事だった---