微熱Boy
第2章 *確信*
『桐矢と同じ物が食べたいわ♪』
『---優奈---もー、優奈♪
お前可愛い過ぎ♪』
『---え---
ちょっ、桐矢』
---俺は---
なんと人目もはばからずに優奈の、
唇にキスして居た。
『---ん---
桐矢』
しばらく優奈とキスをして、
俺は唇を離した。
『---も---
桐矢
皆見てるわよ~』
『そんなん関係ねーよ。
キスも我慢しなきゃいけねーなら、
俺はアイドルなんていつでも、
辞めてやるよ♪』
『---桐矢---
嬉しいけど……』
『俺はお前のが大事なんだよ……』
……俺が……
優奈に言った事は本当だ……
---俺は---
優奈が何より大事……
もし優奈の身に何か起こったら、
俺はいつだってアイドルなんか、
辞めてやるよ……