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相葉さんの恋人になる方法

第12章 覚悟。



仕事を終え、俺は一度家に荷物を取りに帰った。
何かというと・・・




N「はぁ・・・いざって時無いと困るしな・・・」




俺の手の中には、可愛いボトルに入ったローション。
こっそり用意しておいたものだが、これを自分のお尻に使うなんて未だに覚悟ができない。




N「いきなり本番とか・・・ムリだよな。相葉さん雑そうだし・・・」




約束の時間まではまだ少しある。




試してみようか・・・
ほぐしておいた方が良いとかネットで見た気がするし。




なんだかヤる気満々な感じは恥ずかしいけど、そんな事も言ってられない。
痛い思いをするのはイヤだ!




N「・・・と、決意したものの・・・」




怖い。
自分のお尻に指突っ込むなんて。
かなりの時間をかけてちょっとだけ入ったけど、すでに異物感でメッチャ気持ちワルイ。



N「ローションが足りないのかな・・・」



量を増やしてみたけど、やっぱり違和感は消えず、クチュクチュと卑猥な音だけが浴室に響いていた。



もう、2本目の指を入れてみようか・・・
腕も疲れてきたし、時間も無い。
思い切って指を増やそうとしてみると、



N「・・・っ!!
いったぁ〜っ!!!」




激痛に思わず涙目になる。
やっぱり全然ほぐれてない。




N「どうしよう。ゼッタイ無理だよこんなん・・・」




今度は悲しくて涙が出てきた。
男同士って面倒くさい。
エッチできなかったら、相葉さんは俺と別れてしまうかもしれない。
やっぱり女の子の方が良いって思ってもおかしくないもん・・・




冷たいシャワーを浴びながら、
誰もいないのに声を押し殺して泣いた。
早く相葉さんに会いたい・・・
怖いけど会いたい・・・
抱きしめてほしい。
相葉さんの温もりに触れないと、もう生きて行けない気がした。




痛いのは大嫌いだけど、
相葉さんを失うくらいなら痛みなんかなんてことないはずだ。





N「覚悟決めたよ、相葉さん。」




今日、相葉さんとエッチする。
それで本当の恋人になるんだ。


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