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……すると……
スタッフ達が、
俺の名前をコール
しだした。




♪ナツくん♪
デビュー♪
♪ナツ～ナツ～♪



…と、俺の名前が
店内に響き渡った。




……ひえ～ッ……
めっちゃ恥ずィww




すると翔さんが、




『……ナツ……
お客さんに挨拶がてら、
1曲歌えや？』




『……ハイッ！……
って
えーッ翔さんッ
歌ですかあ～？』




『……ああ……
ナツの好きな歌なら、
なんでもいーぞ～』




『……アラ……
素敵ね！
聞いてみたいわ♪』




『……あんま……
上手くないんすよー！』



『……大丈夫だよ……
これからちょくちょく、
歌う事になるんだから、
練習がてら歌えよ♪』




『……はあ……
なんでもいーんすか？』




『……いーよ……？
誰か好きな奴いるのか？』



『……あのぉ……
シドさんの歌が♪
好きなんですけどぉ……』



『……アラ……
あたしも好きよ♪』




『……マジっすか？……』


すると翔さんが、
スタッフに目配せをして、
一人のスタッフが、
ステージに上がって、
俺をステージに呼んだ。




『……えーッ……
皆さん♪
本日デビューの
ナツくんから、
歌のプレゼントがありまあす♪』




すると店内から
拍手が沸き起こった。




翔さんを見ると、
嬉しそうに笑っていた。