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自堕落な天使達

第4章 *triangle*



俺は車を飛ばして、
ある場所に辿り着いた。
するとそこにナツが居た……





……やっぱり……
ったく、アイツは……




俺が40分かけて
辿り着いた場所……
それは……










……ナツと俺が……
初めて逢った場所……










……あの日と……
同じ様にナツは、
防波堤で膝を抱えて、
泣いて居た……




……なんで……
ナツが泣くのか、
訳わかんねーけど……




俺はそっと後ろから、
近づいてナツに声を掛けた……











『……ナツ……何やってんだよ?
また身投げでもする気か?コラ!』

『……えッ?……
あッ!翔なんで?……』

『……アホウ!……ナツ!
なんでじゃねーよ!
急に飛び出したら、
心配すんだろ?誰だってww』

『……あ……』

『……あ……じゃねえよ!
お前またまさか、
身投げとかアホな事、
考えてねーだろな?……』

『……そんな事は……』

『……まあ……
ナツが何度身投げしても、
俺が助けるけどねー♪』





『……翔さ……』





『……ん?……どうした?……
寒いから車行くぞ?……』



……俺は……
堪え切れなくなり、
翔さんに、
抱きついていた……

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