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……ある日……
俺が店に行くと、




『……ナツさん……
指名入ってますよ！』




…と、後輩ホストが声を掛けて来た。
そう俺も3カ月も『ｓｈａｄｏｗｓ』に居れば、
後輩ホストも居たりする。



『……ああ……サンキュー！』




……誰だろう？……
今日は特に客から連絡入って無いよな？……





……俺が……
席に着いたら驚いた。




『……久し振りね……ナツ♡
随分格が上がってるじゃない？』




『……えっ？……あっ、
れ、れ、麗奈さんッ！』




麗奈さんは俺の、
ホストデビュー日の日に、
俺を指名してくれた人……言わば俺に着いた、
初指名客だった。




それからも麗奈さんは通ってくれるかと、
思ったけど、
俺の要領の悪さからかあの初日の日以来、
サッパリ店に来てくれなくなっていた。



あの時は翔さんに随分注意された。





『……あ、あの……れ、麗奈さん。
お久しぶりです♡』




『……なによ……
ＮＯ3でも噛むのね(笑)』



『……そんな……
茶化さないで下さいよって、麗奈さん、
来てくれなくて寂しかったんですからww』



『……アラアラ……
寂しい思いしてたの…？
ナツ随分ホストトーク上手くなったわね♪
さすがＮＯ3ね！』




『……またまた……
ほんとに寂しかったんですから……』




『……フフ♪……ごめんなさい。
じゃあ、寂しい思いさせたお詫びに、
ドンペリ2本入れるわね♪』



『……えっ？……
いきなり2本もいーんですか？』




『……いーわよ……』




『……あ……
有難うございます！麗奈さん♪』




……ヤッタぜ！……
ラッキー♪今日はツイテる♪