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その日の営業が終わり、
久しぶりにミーティングが行われた。
翔さんが前に出てスタッフに話し出した。




『……みんな……お疲れ！後、
解ってると思うが今週末の土曜日は締日だ。
ＴＯＰ3の3人は特に気合い入れろ！
勿論皆も俺達を抜くぐらいの気持ちで、
肝に命じろ！解ったか！』




『……ハイ！……』




『……解散！……』




『……お疲れっした！……』




『……ああ、ナツ……』

『……ハイ？……』

『……お前……
売り上げちょっと下がって来てるぞ？
もう少し頑張れよ？』



『……え？……』




……そんなバカな……
今日だって麗奈さんがドンペリ、
2本も入れてくれたって言うのに？……





納得いかない俺は翔さんに、





『……翔さん……』




『……なんだナツ……納得いかない？』

『……いきませんよ……今日だって！』

『……よく見ろ！……
トータルで下がってる！』



俺は店の売り上げ帳を翔さんに見せられた。





確かに下がってる……




『……けど！……たった2千円じゃ、
ないですか！なにも、
ミーティングで名指しで
言う事じゃ…！』



……俺は……
Ｓｈａｄｏｗｓに入店して、
初めて翔さんに刃向かって居た。