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第16章 不安たくさん。



N「・・・・・寒っ!!」



慌てて飛び出してきたもんだから、上着を着て来なかった。
夜はやっぱ冷えるな・・・
相葉さんが帰って来た時も、体冷たかったもんな・・・


大っ嫌いだなんて、あそこまで言うつもりはなかったのに・・・
止まらなかった。


だいたいオロオロして言い訳もせずに、俺に触ろうとなんかしてさ。
そんなもんで誤魔化されないっての。



・・・・・バカ。



・・・あいばか。





寂しくなんかない。
今は顔を見たくない。




N「・・・あ!!」


慌てて頭に手をやり猫耳をはずす。
危ない。
こんな夜に男が1人で猫耳付けて歩いてるなんて、完全に不審者だ。



どうしよう。
誰かん家に泊めてもらおっかな・・・



スマホも財布も持ってこなかったのは大失敗だ。



まぁ・・・歩けなくもないか。
家に入った事はないけど、場所は知ってる。
あの人なら飲みに行かず家にいそうだ。



クシュンとくしゃみをしながら、トボトボと歩き出した。


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