
じぶん克服日誌
第11章 肯定されたがる
私は適応障碍と診断されたが、
薬が処方されたわけでも
通院を約束させられているわけでも
ない。
「やることをリストアップして
誰かと相談しながら優先順位をつけて
ひとつひとつクリアさせて行ってね」
と、先生に言われただけ。
ときどき、ふと。
先生に会いに行きたくなる。
もちろん「いつでも来ていいよ」とは
言ってもらってるけれど、
行くには母の助けが必要だから
あまり足が向きにくい。
それに
自分のことを話すのが
あまり得意でなく好きじゃないから、
いざ行ったところで
何を話せばいいからわからないとも思う。
ただ、ときどき無性に
今の自分の生活に
間違いはないかを確認したくなる。
答えなんてないだろうし、
先生ってそういうために居る訳じゃ
ないのだろうけれど。
肯定されたがりの私は、
自分の考えを認めて欲しいという
承認欲求が強いのだと思う。
まあ、肯定してもらったらもらったで、
「いやいや私なんて…」って
卑下するから
かなり面倒くさい性格だけど。
一度、会いに行ってみようかな。
そうしたら、
また何かが変わるんだろうか。
