
粉雪のファンタジー
第1章 *雪との出逢い*
……だがその一方で……
俺の野心みたいな物が生まれて居た。
……雪を……
撮ってみたい……
……この世で……
雪にまさる美はないと俺は思う……
雪がモデルならこのチャンスを、
手に入れられるそんな気がした!
……賭けてみるか!このチャンスに!……
男だったら誰でもこんな直面に、
一度はぶち当たるのだろう。
今がその時なのかも知れない!……
この世界に入って3年……
俺は無償に自分の実力を、
試してみたくなった!……
……ボロボロになるか……
……駆け上がるか……
……二つに一つのこの大勝負!……
……だが俺の気持ちは……
もうきっと決まって居た……
流行る気持ちを抑えて、
俺は社長に電話を入れた……
『……高杉です……あの、
すみません!……さっきの話し、
受けてみたいんですけど……
よろしくお願いします!』
『そうか。やってみるか!
すぐ手続き取るけどいいよな?』
『はい。よろしくお願いします!』
『お前ならそう言うと、
思ったよ。絶対イケるから!』
『……はあそうすかね?……』
『……アラ弱気な。笑……
ま、頑張れよ。
1カ月あるから余裕だろ♪
じゃな!』
俺は電話を切った。
……余裕ねえ……
……頑張ってみますか!……
俺の決心は決まった。
