
粉雪のファンタジー
第1章 *雪との出逢い*
『……私を?……』
『……そう……
雪を撮りたいんだ……』
『……』
『……俺……この、
コンクールに賭けてるんだ……
雪がモデルなら、
ヤレそうな気がする!』
『……そんな……私なんか……』
『……雪は……綺麗だよ……
この世で一番綺麗だよ……』
『……褒め過ぎだよ……』
『……俺は雪で勝負を掛けたい!……』
『……涼……本気なのね……』
『……ああ……』
『解ったわ、私なんかが、
涼の役にたてるか解ら無いけど……
私でいいなら……』
『……ホントに?……』
『……ええ……』
『……有難う!……
雪!!俺、頑張るから!!』
『……涼なら大丈夫よ……』
『日時とかは特に決め無い……』
『……え?……そうなの?』
『……ありのままの……
自然な雪を撮りたいから、
雪は自然でいて?……』
『なんかそれ逆にプレッシャーね。』
『……大丈夫だよ……雪♡』
『……ん?……』
振り返った雪にキスをした……
……この前より激しいキスを……
『……ンッ……あ、涼、苦し…♡…』
『……好きだ……雪……』
『……私もよ……
涼……愛してる……』
