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TABOO

第2章 *美しき人、2度めの出逢い*





『……ねえ?……レイ?……
車何処かに止められる?
イルミネーション……
凄い綺麗なの。ちょっとでいいから、
レイと二人で見たいの……』

『……解ったよ♪……
すぐ行くから待ってて?』

すると15分ぐらいして
レイがやって来た。

『……美砂!……』

……振り返るとそこには……
愛してやまないレイが居た……

『……レイッ!……』

レイは一目も気にせず美砂を、
思い切り抱きしめた……

『……レイ……逢いたかった!……
走って来てくれたのね!』

『……俺も!……スゲー美砂に、
逢いたかった!……
今スゲー美砂の事心配だった……』

思わず
泣きそうになる美砂……

『……心配なのは私の方……
レイの事若い女の子達……
みんな見てるよ?……』

実際レイはかなり目立つ。
寧ろ美砂より目立つと言っていい。
美少年とは思っていたが久しぶりに逢うと、
レイの美しさが増したように感じる。
レイの美しさにはイルミネーションの、
光さえ叶わなかった。

やっぱり一目を引くんだな……
まだみんなレイを見て居る……

『……レイ……
まだみんな見てるよ……』



『どんなに他のヤツに見られても、
俺は美砂しか見てないよ……』

『……レイ……』

『……愛してるよ美砂……』


レイからの久しぶりの
キスを美砂は受けた。

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