TABOO
第3章 *恋人達の居る時間*
ーーー
ーーーー
ーーーーー
やがて朝日の光と共に目覚める二人。
『……おはよう♪……
美砂……Chu♡』
『……ん……レイ、はよ♪』
……おはようのキスを……
初めて交わす二人……
『……フフッ♪なんだよ~♪……
はよ♪ってww可愛い過ぎだしッ♪』
『……コーヒー飲む?……レイ?』
『……うん♪……』
『……今日は仕事?……』
『……休みだよ♪……』
こんなラッキーな事があるだろうか!
俺は実に1週間ぶりのオフだった♪
『……ハイ……レイ♪コーヒー♪』
『サンキュ♪美砂二人で初めて飲む、
モーニングコーヒーだね♡』
……レイ……
レイはサラッと言ったつもりだったが、
美砂には少し重みのある言葉だった……
……ふと涙ぐんだ美砂……
……それに気づいたレイ……
『……ごめん……美砂……
俺そんなつもりで……』
『……』
『……ごめん……美砂許してよ……』
『……私だって出来る事なら……
レイとずっと一緒に居たい……』
『……うん……』
『……だけど……出来無いから……』
……とうとう美砂は……
泣きだしてしまった……
『……わ~!……美砂ごめんね!
どうしたら許してくれる?……』
『……もう一度抱いて……レイ……』
『……おいで美砂……もう泣かないで……』
……俺は美砂の涙にそっとキスした……