TABOO
第4章 *未来へ*
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レイとあの日別れてから幾度となく、
美砂は夫に隠れてレイに逢って居た……
……いわゆる密会……
でもそんな言葉に捕らわれるのは、
もう二人共『止めにしよう』
『素直になろう』
と、レイも美砂も決心して居た……
……恐いぐらいの激情……
だが、二人の気持ちは……
もう離す事など出来なかった……
夫にもバレずに幸せな日々が続いて、
居たのだが……
ある日その幸せも、
終わりを告げる事になる…
美砂はある日突然、
吐き気に襲われたのだ。
………まさか………
美砂はこれが、
間違えであって欲しいと、
願わずには居られなかった……
その晩美砂は
なかなか寝つけなかった。
……不安で不安で……
胸がはち切れそうだった……
……明日確かめるしかない……
……これが神様の悪戯なのか……
ようやく美砂は眠りに着いた。
……全ては明日解る事だ……