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一見すると【失敗】だと思うような出来事でも、それは
「こうすると、ちょっとうまく行かない」という経験であり、
「だから、実は他のやり方をする必要があるぞ」という学び。

全ては、経験。失敗は、本当の意味での失敗ではなく、全ての『失敗っぽく感じること』は、なんらかの意味があるし、だいたい取り返しがつく。

テストで赤点を取ったら、追試を受けて、そこで取り返せば良い。

入試に失敗して、第一希望の学校に受からなかったら、浪人して受け直してもいいし、第二希望でも、第三希望でも、受かった学校で、頑張るのでも良い。

運転中に道に迷ったら、わかる場所まで引き返して、カーナビを再設定でもすれば、遠回しになってもなんでも、いつかは必ず目的地に辿り着ける。

意識不明になって、集中治療室に入れられるほどの大怪我をしても、死んでさえいなければ、治療と、その人の回復力で、いつかはその怪我も治る。

資格試験に落ちたら、受かるまで受け直してもいいし、方向転換して、その資格を必要としない生き方を考えてもいい。

結婚が失敗だったな、と思ったら、離婚したってかまわない。

私の人生だって、一見“失敗っぽいこと”は山ほどやらかしているが、でも、考え方によっては私は失敗したことがない。

そう、それが“失敗”ではなく“そういう経験の一つ”と考えれば、私は失敗したことが無い。

失敗を恐れる必要は無い。だって、失敗は失敗じゃないから。
ただの、そういう経験だから。


人生に、失敗は無い。