テキストサイズ

☆激辛H☆初ドライブは危険がいっぱい!?

第1章 星夢


「せ、先輩…?気分でも悪いんすか?」


俺はだめ押しで先輩に尋ねてみた。


「・・・はぁ」


すると先輩はため息をついてから横目で俺を睨みつけた。


「ねぇ、政樹君…」


「は、はい・・・?」



ようやく口を開いた先輩の声は、俺がいつも聞いていたそれよりもずっと冷たくてどこか影をおとしていた。


(な、なんだよ、どうしたんだよ…この女?)



雲ひとつない空にはきれいな月が輝いている。


薫先輩は夜空を見上げながらまたゆっくりと語りだした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ