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「先輩、寒くないっすか？」


「・・・」


薫先輩は某大学三年生、理学部所属。


俺、北山政樹（キタヤママサキ）は同じ大学の一年生だ。


初めて先輩とであったのは大学の新歓の時。


「宇宙研究サークルです～！一年生の皆さん！私達と一緒に星のケンキューをしませんか！？」


でかい看板を持ちながら先輩は大学の門の前に立っていた。


俺の先輩をみた第一印象はーーー


「なんだこのクソ美人な生き物は・・・？」


だった。



そう、俺と同じ人間とは思えないほど美しい顔で、まるでどこぞやのモデルみたいだった。


いやマジで。


マジでやばい。