校えっち(校閲)ガール
第17章 伊波杏奈の事情②
「そういうこと。ちなみに杏奈ちゃんの
更新月は一年後だから」
「……違約金払えば辞めさせてもらえますか」
「払えればの話ね」
笹川は電卓で何やら計算を始めた。
「更新月まで11ヶ月として11掛けることの~
月の違約金が~……はいッ。180万円ね」
「そんな大金……」
払えるわけがない。
「もー杏奈ちゃんッ。そんな膨れっ面しちゃ
ダメだってー。取って置きの仕事させて
あげるからさー」
「……人前で裸を見せるとか、そんなこと
したくありません。今日の撮影が限界です」
見ず知らずの男に胸まで触られて。
スタッフだか何だか知らないけど
いつもの撮影よりギャラリーが多かったし。
更新月は一年後だから」
「……違約金払えば辞めさせてもらえますか」
「払えればの話ね」
笹川は電卓で何やら計算を始めた。
「更新月まで11ヶ月として11掛けることの~
月の違約金が~……はいッ。180万円ね」
「そんな大金……」
払えるわけがない。
「もー杏奈ちゃんッ。そんな膨れっ面しちゃ
ダメだってー。取って置きの仕事させて
あげるからさー」
「……人前で裸を見せるとか、そんなこと
したくありません。今日の撮影が限界です」
見ず知らずの男に胸まで触られて。
スタッフだか何だか知らないけど
いつもの撮影よりギャラリーが多かったし。