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校えっち(校閲)ガール

第17章 伊波杏奈の事情②

「大丈夫だって。今の杏奈ちゃんじゃ
セクシー路線は無理だって分かってるって。
俺はこの道のプロよ、プロ」
「だったら何をすれば……」

笹川はスーツのポケットからUSBを取り出す。

「杏奈ちゃんちパソコンある?」
「……はい。ありますけど」
「これに次の仕事の資料だから。大丈夫。
今日のような大人数の前で裸になる仕事じゃ
ないから安心して」

だからといって油断出来ない。

「今、この場で確認させて頂いても
よろしいですか?」

笹川の表情が再び険しくなった。

「帰ってからやれと言ったよな?」

……背筋が寒くなった。

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