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校えっち(校閲)ガール

第2章 桐生悠人の事情①

「悠人でいいよ」
「……悠人しゃん」
「……」

舌ったらずなのか?

それはそれで可愛いけど。

「ごめんなさい……緊張しまうといつも
上手く喋れなくて……だからそういう時は
黙ることにしていて……」
「それでも喋るってことは俺に伝えたいことが
あるんじゃないの?」
「……はい……悠人しゃん」
「悠人でいいよ。俺も未央って呼ばせて
もらうから」
「……悠人」
「言ってごらん。未央」

なぜだか俺も緊張してしまう。

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