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校えっち(校閲)ガール

第23章 私のカレシと私のトモダチ

非常階段を猛ダッシュで一階まで降り
自動ドアが開く瞬間
私の正面に男性らしき人物が立っていた。

「あれ?未央ちゃん?」

俯いていた私は顔を上げた。

「……翔太くん」

石垣島で出会った翔太。

「杏奈ちゃんここに住んでるの?泣いちゃって
どうしたの?」
「……翔太くんこそ」

どうしてここに……

「先輩に会いに来たんだー。でも部屋が
分かんなくって。桐生悠人って人なんだけど
知らない?」

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