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校えっち(校閲)ガール

第23章 私のカレシと私のトモダチ

翔太と私は息を切らしながら
非常階段で10階まで昇りきった。

「ハァ……ハァ……さすがに10階までは
辛いわー。汗だくだよー」
「運動の為なの。付き合わせちゃって
ごめんね」

とにかく悠人と翔太の鉢合わせは
避けたかった。

部屋の鍵は開いていた。

バスタオル一枚の姿から
着替えることが精一杯で
施錠のことなんて頭に無かったのだろう。

「お邪魔しまーす……って広ッ。未央ちゃん
ここに一人で住んでるの?」
「会社の同僚とね。寮なの」

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