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校えっち(校閲)ガール

第27章 桐生悠人の事情⑦

俺の校閲のことで未央が落ち込む気持ちは
痛いくらい理解出来る。

逆の立場だったら俺も
尋常ではいられなかっただろう。

だが、さすがに凹んだ。

偶然にもここを訪れたであろう
後輩の翔太を利用して
自分の中で折り合いをつけようなんて。

許す許さない以前に悲しかった。

未央のことは嫌いになれないが
正直なところ今は向き合う自信が無い。

仕事上のパートナーは継続だが
恋人関係は解消させてもらった。

同棲ではなく同居。

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