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校えっち(校閲)ガール

第40章 伊波杏奈の事情⑦

撮影機材が運ばれ準備が整うまでの間
私の部屋で悠人と二人きりで過ごした。

それも悠人が言い出したこと。

これまでの撮影前後の悠人は素っ気なかった。

それなのに今はベッドに並んで座り
互いの手を握り合っている。

「どうしたの?神妙な顔しちゃって」

悠人が私の顔を覗き込む。

「撮影じゃないのに悠人さんとこうしてる
ことが信じられなくて」

今度はおでこにキス。

「普段も悠人でいいよ。俺も杏奈って
呼びたいから」

……夢か?

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