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校えっち(校閲)ガール

第5章 観覧車の校閲

「そもそもさ、日曜の夜にスムーズに
乗れるわけないよな。これも修正決定」
「……今、直さなくていいんですか?」

いつもならここでスマホ片手に
ささっと修正を施す。

「未央の緊張を吸い上げてる最中だから無理」

更に繋いだ手は強く握られる。

「……心強いです」
「俺も」

悠人に惹かれ始めている
自分に気付いたのは……

いつだろう。

上京した本来の目的……

翔太を忘れかけている。

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