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校えっち(校閲)ガール

第6章 桐生悠人の事情③

「……ごめんは余計だと思います」
「そ……そう?」

言わない方が良かった?

「はい。嬉しいので」

言って良かった。

「悠人は女の子の扱いに慣れてるって
思っていたので。ちょっと嫉妬したりも……」
「そうなの?」

やっぱり言って良かった。

未央は天井を見上げながらも顔を赤くした。

「……ちょっとだけですよ」
「なーんだ。ちょっとだけか」

俺を好きという表現なら
もっと聞きたい。

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