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兄達に抱かれる夜

第7章 お前を連れ去りたい





暫くベッドの上で、康兄様と抱き合った。




それから、康兄様の部屋で、お風呂に入らせて貰って、出た頃にはテーブルの上に食事の支度が整っていた。



あたしが風呂に入ってる間に、使用人にベッドメイキングをさせて、食事の支度もさせたんだとすぐに分かった。



何もなかったように綺麗になった部屋で、また、いつかのように、髪をドライヤーで乾かして貰って、康兄様と食事を頂く。




康兄様の膝の上に乗せられて、半ば強引に食べさせて貰って、時折、頬にキスをされた。




優しい康兄様と過ごす、甘い一時。




スキンシップが激しくて、何度もキスをしながら、やっと食事を食べ終わり。




そのまま部屋へと帰れるかと思ったら、また、ベッドの上に押し倒されてしまった。




また、ベッドの上で甘い愛撫を受けて、再び絡まり合い、繋がり合う。




優しく愛されて、康兄様の腕の中で、乱されて狂わされる夜。




幸せな気分で目を閉じた。




この腕の中なら、安心出来る。




そう、思った。

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