兄達に抱かれる夜
第7章 お前を連れ去りたい
何を期待しているんだろう。
逃げたいなんて、思った事は……でも、今は受け入れてしまっているのに。
「お前を連れ去りたい。
だけど、今はまだ……その力が足りない、本当は嫌なんだ、お前を俺だけのモノにしてしまいたい、だから、早く、俺の子供が出来てしまえばいいんだ」
ベッドの上に押し倒されて、組み敷かれてしまう、翔太兄様の熱い瞳が、悲しそうに切なく揺れている。
それなのに、あたしの体に触れる手は、強引で荒々しくて、優しさや余裕なんて感じさせない。
浴衣の隙間から熱い手が入って、さっき履いたパンツが脱がされてしまう。
「翔太兄様……っ、やっ……!」
荒々しく翔太兄様の指があたしのあそこに触れて、潤いを確認するように触れられた。
さっきまで康兄様に抱かれた体は、すぐに潤い、翔太兄様の乱暴な指先でも、感じて蜜が溢れてしまう。
翔太兄様が肉棒を持って、あたしの瞳をじっと見つめる。
「お前の顔を見ただけで、こんなになっちまう、恵麻……!」
翔太兄様の猛った肉棒が、あたしのあそこの中に、鋭い角度で貫かれた。
あたしの両足が高く持ち上げられて、深く奥を貫かれた。
ぬ……ずちゅっ
「あっ〜〜〜〜〜」
激しい衝撃と快感が一気に全身を襲って、頭の中が真っ白になった。
激しく唇を押し付けられて、舌が絡まり、快感に体が跳ねて、喘ぎ声を漏らし続けた。
「ああ、もう、いったのか、やればやる程に、いきやすい体になるんだな……俺のを覚えてきてる……」
ずちゃっ、ずちゃっ、ずちゃっ
ベッドの上で夢中で腰を揺らす。
時折キスを繰り返して、やらしく舌を絡め合いながら、激しく腰を揺らし続ける。
悲鳴のような喘ぎ声を漏らし続けて、翔太兄様は激しくて康兄様のように優しくないのに、淫らに狂わされ続ける。
ベッドの上で獣のように腰を振って、ただの動物のように、貪るようにお互いの性器を高め合って、終わりのないセックスをする。
何度も絶頂を迎えて、あたしのあそこに翔太兄様の欲望も何度も吐き出された。