兄達に抱かれる夜
第9章 こんなこと、もうやめて。
嫌な夢を見た。
夢の中であたしはあたしじゃなく、環になっていた。
裸で立ち尽くす、環のその体に絡みつく、妖艶な大人の女性がいた。
30歳くらいの年に見える女性が、やらしく、舌を這わして、その猛った下半身に手が止まる。
女性の手が、舌が、環の肉棒を刺激して、荒い呼吸をする。
『もう、大きくなった、すぐにいれて……っ、あたしの中に出してっ……』
『そこの壁に手をついて、腰を突きだしてくれますか?』
素直に言う通りに壁に手をついて、腰を突きだす女性。
妖艶な大人の白い裸の体が妙にやらしくて、嫌な気分になった。
『早く……ちょうだいっ……環………っ』
ねだるような甘い声。
環の裸の体が近付いて、肉棒を構えて、女性の腰に近付く。
………嫌だ、見たくないっ。
「………いやっ……!」
首を振って抗う、見たくない、こんな夢、無意識に伸ばした手が、ぎゅっと掴まれた。
「恵麻……っ、大丈夫か?」
「…………?」
後ろから抱きしめられている?
暖かい感触、ベッドの中で抱きしめられている事に気付いて、ゆっくり振り返る。
「…………翔太兄様」
やっぱり、そんな気がした、あたしの部屋のドアの横に、置いてある、ヨーロピアン調の壺を見て、溜め息をつく。
すでにあたしのピンクのネグリジェは脱がされていた、全裸で抱き合っている状態。
夢を見ていたし、気付かなかったのに、ここまでされて、悲しくなる。
「怖い夢でも見てたのか?」
そう言いながら、翔太兄様の肉棒が後ろから、あたしのあそこの中に入ろうと、ノックするように尖端を出し入れしている。
あたしのあそこの蜜はすぐに潤って、翔太兄様の肉棒をあっさりと受け入れてしまう。
くぷ、くぷ、くぷ……ずっちゅっ……ずちゃっ……ずちゃっ
「あっ……ああ〜〜〜〜」
こんな事されて、いるのに、どうしようもなく、気持ちいい、気持ちいいの。
翔太兄様の肉棒があたしのあそこの中に、出し入れされて、甘い快感に子宮が疼く。