兄達に抱かれる夜
第9章 こんなこと、もうやめて。
さっきまで夢の中にいたのに、目が覚めたら、翔太兄様があたしのベッドの中にいて。
せめてもの抵抗で置いてあった、ヨーロピアン調の壺は、いとも簡単に避けられて。
夢を見ていた、熟睡中のあたしのネグリジェを、脱がされて。
目が覚めたら、すぐに繋がり合って。
こんなのって、ないよ。
それなのに、あたしの体が、どうしようもなく、反応してしまう。
すぐに潤ってしまう、あたしのあそこが、翔太兄様の肉棒を、すんなりと受け入れてしまう。
あたしの中に入った瞬間から、体が記憶してしまった快感に震えて、ますます蜜が溢れるのが分かる。
それどころか、喜んで受け入れている、あたしのあそこが、貪欲に翔太兄様の肉棒をくわえこむ。
「翔太兄様……っ、気持ちいい……っ」
気持ちいいの。
どうしてこんなにも、気持ちいいの?
どうしてこんなにも、感じてしまうの?
……………足らないの?
和兄様ともしたのに…………。
どうして、翔太兄様には、こんなにも、淫らに感じてしまうの?
もっともっとと、欲しくて堪らないのは、どうして?
ずちゃっ、ずちゃっ、ずちゃっ
あたしのあそこの中に肉棒を出し入れしながら、熱い吐息をつきながら、翔太兄様が口を開く。
「俺のが、気持ちいい……?和兄よりも……?恵麻……っ」
激しく後ろから責めたてながら、切ないうめき声とともに、呟いた言葉、汗が伝い、翔太兄様の指があたしの胸を刺激する。
「はぁんっ……あっ……気持ちいい……っ……翔太兄様……っ」
熱い指先に胸の尖端を刺激されて、快感で悶えながら、体が震える。
「……康兄よりも……っ?
俺のがいいって……言えよ……っ……恵麻……っ」
ズ…ンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ
翔太兄様の肉棒が、きつい角度で、深く奥にまで届いて、抉るように貫かれる。
「はぁんっ……!
翔太兄様のが……っ……いいのっ……やああっ〜〜!」
信じられない程の快感が、嵐のようにあたしの全身を伝い、痺れるような甘い快楽に、頭の中が真っ白になる。
翔太兄様、翔太兄様っ、何度も呟きながら、歓喜の悲鳴を上げ続けて、腰を突きだす。