
僕をスルーしないで
第5章 歪んだ片想い
暗い体育倉庫に独特の臭いが漂う中
少しだけ新しい風が入ってきた
僕はぼやけた視界の中で
須藤くんらしき姿を見つけた
「おぅ、須藤! 待ってたぜ!」
須藤くんが…
目の前に、いる!?
僕は…
僕は…
僕は…
「わ、急に締まりやがった。やっぱお前、須藤のこと好きなんじゃん!」
体の奥が疼いて熱くなる
あぁ、見てる…
須藤くんがこんな淫らな僕の姿を
じっと見下ろしている
「あ、あぁっ…す、ど、う、く…
…す、きぃ…!」
他の男に犯されながら
僕は想いを伝えた
