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快楽天国

第1章 コスプレ撮影会



接点が全く無い後藤君にお願いされるような事なんてあるのだろうか、
首を傾げると後藤君はこの短時間の会話で吹き出た汗を拭いながら「そ、そう、お願いしたいこと..」と言葉を繰り返した。


「実はさっき吉岡さんがお金が無いって行って橋本さんの誘い断ってるの見ちゃって...」

「あぁ...カフェの誘いね。ははは、聞いてたんだ...」

「そ、それで、お金に困ってるなら、ぜ、ぜひ吉岡さんにお願いしたいバイトがあって...」

「バイト?後藤君の家って自営業とか?」

「い、いや、違うんだ..あの..」


バイトのお誘いとは意外だった。
一体何のバイトだろう。
問いただすと、更に後藤君は目を泳がせた。
そんなに言いづらい物なのか?


「し、しゃ、写真のモデルなんだけど...撮影会って言えばいいのかな...」

「モデル..!?撮影会!?」


これは予想もしていなかったバイト内容だ。
思わず声を大きくしてしまったが教室には運良く2.3人程しか残っておらず 私達のことなど気に止めて無いようだった。



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